親子の素敵な未来のために・・・

小学校で1年生の担任をしたことが、たぶん6回ほどあったと思います。

入学した時点で、子どもたちの間に大きな「差」があることに驚きました。

そして、その「差」を縮めることは困難で、

むしろ、学年が上がっていくにつれ、さらに広がっていくように感じられました。

 

1年生は、ほとんどの子が好奇心旺盛です。

でも、中には、周りのことにあまり興味がない様子の子や

教員やお友達の声に対する反応が薄い子もいます。

自分の気持ちを言葉で表現することが苦手な子もいます。

 

そういった子たちの幼い頃の様子についてお話を伺うと、

おとなしく観ているからと、テレビやDVDなどの映像をたくさん見せていたなど、

触れ合うことや声を掛けられることが少なかったり、

身体を使うことをあまりすることがなかった環境で育った子が多いと感じました。

 

そして、

もちろん、それぞれの特徴はありましたが、

全体的に、後の学年になるに従って、

例えば、配布したプリントをきれいに2つに折ることができない子が多い

自由帳に絵を描くことを嫌がる子が多い

粘土で物を作ることができない子が多い

といったように、

就学前の生活の中での体験が乏しいために

様々なことができない子が増えているように感じました。

それは、学校生活の様々な場面において、困難なことに直面することになりますから、

本人はとても苦しい状態になります。

 

例えば、折り紙、ぬり絵、絵描き歌、手遊びなど、

大人にとっては、たいしたことではないように思われることも、

子どもの発達のためには、大きな意味があることです。

 

発達は、一生し続けるものではありますが、

年齢が低いほど天才的な吸収力をもっていますし、

すごいスピードで発達をしていきますから、

乳・幼児期をどう過ごすかは、後に大きく影響します。

 

子どもは、自分の発達に必要なことをよく知っています。

ですから、先程の折り紙なども、興味をもったときに、

親子で一緒に楽しみながらすると、すぐにはわからないとしても、

必ず本人にプラスになります。

 

ただし、興味がないのに、無理矢理させることは、

親子で戦いのようになってしまい、

親も子も苦しい、いわゆる「子育て地獄」のような状態になります。

 

他の子と比べることなく、その子に合わせて、

したがることを思い切りさせてあげる。やり切らせてあげる。

 

子どもが楽しんで、そんな子どもを見て、親も嬉しくて、親子でにこにこ。

 

素敵な未来のために・・・